【体験談】立食パーティが嫌いな人に贈るたった一つの生存戦略

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突然ですが、あなたは立食パーティは得意ですか?

不特定多数の人が、飲み物を片手に立って談笑する。

内向型の僕はとても苦手です。

そもそも初対面の人と話すのが苦手だし、周りの音が大きくて声を張らないと自分の声が通らない…

立食パーティのあとはいつも疲れて帰っていました。

ですが先日とある立食パーティで、初めて全く疲れないどころか大満足の時間を過ごすことができました。

その体験談を通じて僕と同じように立食パーティが苦手な人のための生存戦略をお伝えします。

「え、立食パーティって色んな人と話せて楽しいじゃん」という外向型の方には全く意味のない記事ですが、

「立食パーティが辛すぎていつもトイレに引き籠ってる。」「パーティ前はいつも胃が痛くなる。行きたくない。」

という内向型の人に是非読んでいただきたい記事です。では始めます。

僕が初めて立食パーティで楽しく過ごせた話

立食パーティでの生存戦略をお伝えする前に、僕が初めて立食パーティで楽しく過ごせた時の話をしたいと思います。波乱万丈でした。

時は4月から入社する会社の内定者懇親会。とあるホテルのホールで行われ、100人以上の人たちが集まっていました。

就職活動中に顔を覚えた程度の知人がちらほらいるものの、打ち解けた友人はゼロ。顔では平然を装いながらも、内心不安でいっぱいでした。

会場に到着するとテーブルが指定され、10人弱のグループがつくられました。
そしてパーティが始まり、一通り料理を取った後、事件が起こります。

なんとなく皆2人~4人にまとまって話し出したのですが、

僕の右隣の人が、僕ではない隣の人と喋り始め、
左隣の人も同じように別の人と話し始めたのです。

つまり僕は、1ターン目から陸の孤島に取り残されたのです。

顔では平然を装いつつ、内心「オワッタ」と絶望しました。もう周りに自然に話せる人がいないし、なにより波に乗り損ねたという気持ちが胸に突き刺さりました。

ですが内心焦るものの何もしていないのは恥ずかしいので、近くのグループの後ろに立って聞いてる感じを出しながら、料理をバクバク食べていました。

今思うと滑稽ですよね…(笑)

でもずっとこうしてはいられないよな…と思っていたその時奇跡が。

なんと、
少し遠くにいた人が、僕の横に来て「こんにちは」と話しかけてくれたのです。

僕は舞い上がりながら、その人と話し始めました。

聞くところによると彼も僕と同じように立食パーティが苦手で、来る前から胃が痛くて仕方がなかったそうです。

パーティが始まってからもうまく馴染めず、どうしようか模索していたところ、同じように一人でいる僕を見つけて勇気を出して話しかけてくれたそうです。

その後、お互いの生い立ちや趣味などをたくさん語り合い、友人と呼べるくらいに仲良くなりました。すると気づけば1時間以上経っており、懇親会も半ばに。

その後社員による盛り上げ企画などがあり、その時も友人となった彼と一緒に楽しみながらパーティの最後まで過ごすことができました。

これが僕が初めて楽しく過ごせた立食パーティです。

内向型のための生存戦略はたった一人と話すこと

僕の体験談はいかがだったでしょうか。

読み終えた方の多くは「いやその人のおかげじゃん」と思っているのではないでしょうか。

全くその通りです(笑)。

彼が話しかけてくれなかったら、僕はずっと一人でパスタを食べ続けていたかもしれませんし、なんとか会話できても上辺だけで疲弊していたかもしれません。

ですから彼には本当に感謝しています。そして、ここまで読んでくださったあなたには「彼になって欲しい」ということです。

彼の行動こそが、内向型人間の生存戦略です。

彼の取った行動は分解すると「僕を探す⇒僕に話しかける」です。このシンプルな二つのステップに、立食パーティの生存戦略が隠れているのです。

①探す

ここで探す人は「自分と同じような人」です。つまり「談笑の輪に入れず、どうしようかキョロキョロしている人」です。その人も、当時の僕と同じように会話に参加するタイミングを逃し困っている内向型人間です。

②話しかける

話しかける時も決して無理をせず、普段の自分で話しかけましょう。きっと伝わると思うのですが内向型人間は「相手が無理して話している」感覚に敏感です。少しでもそれを感じると、すぐ心を閉ざしてしまいます。きっとあなたも同じでは?

そのためにも変に気張ることなく話しかけ、「いやー人が多いところで話すの苦手なんですよね(笑)」「こういう所って得意ですか?僕苦手で…」と自分が同類であることを伝えます。

そうすると相手も「仲間がいた!」と喜んで話してくれるはずです。当時の僕がそうでしたから(笑)

そして周りを気にせず話しましょう。

立食パーティだからといってたくさんの人と話す必要はないんです。その人のことをできるだけ深く知り、自分のこともできるだけさらけ出す。そうして一人の友人ができれば、もう怖いものなしです。

他の人が会話に入ってくることもあるでしょうし、ずっとその友人と話し続けることもあるでしょう。気づけばパーティも終わりを迎えています。

勇気を出して話しかけよう。未来の友になる人に

いかがだったでしょうか。

今回は僕ではなく、僕を救ってくれた友人の話でした。

「いや、自分ができてないのに勧めるなよ」と思われるかもしれません。

たしかにその通りです。ですが、あなたには当時の僕にはなってほしくないんです。

パーティに不安になりながら参加し、会場でも上手く会話に入れず、疲弊して帰宅する。

辛いですよね。ですから、あなたには僕ではなく僕を救ってくれた友人になって欲しい。

もちろん、初対面の人に話しかけるのには勇気が要ります。相手に怪訝な顔されたらどうしよう、上手く喋れなかったら恥ずかしい…そう思うのも当然です。

ですが、忘れないで欲しいのは「相手も同じ事を考えている」ということです。

自分と似た人を探しましょう。そうして見つけた人はどんな人でしょう。きっとあなたと同じように「パーティが苦手な内向型の人」ですよね。

あなたが誰かに話しかけられたらどうですか?嬉しいですよね。その人も同じなんです。話しかけたらきっと喜んで話してくれます。

勇気を持って話しかけましょう。会話が弾んだら、きっとその人はあなたの友人になるはずです。話しかけてくれた恩は一生忘れないでしょう。

たった一人でいいんです。たった一人を見つけるだけで、辛かっただけの立食パーティが楽しいものへと変わりますよ!

あなたが勇気を持って行動できることを応援しています。

最後に、内向型の僕が読んで生きやすくなった本を紹介します。四角大輔さんの『自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと』です。

「世間の常識にとらわれなくていい。本当に満足のいく人生を送ることにだけ僕たちは努力すればいい。」そのことを教えてくれた僕のバイブルの一冊。

思慮深い内向型の人にぴったりですので、悩んだ時は読んでみてください。

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