【感想】FIRE 最強の早期リタイア術【31歳から始める世界旅行】

money

こんにちは!

僕は新卒エンジニアで、個人投資家でもあります。

そんな僕が投資、セミリタイアの勉強のため、

「FIRE 最強の早期リタイア術」を読んだのでレビューします!

先に結論をお伝えすると

「FIRE 最強の早期リタイア術」は

・普通のサラリーマンがセミリタイアする方法が分かる

・誰でもできる投資の最適解を教えてくれる

・旅行をしてお金を浮かせる最強メソッドが書かれている

とても実践的な本でした!

どんな本なの?

「FIRE 最強の早期リタイア術」は

僕ら普通のサラリーマンがどうすれば

セミリタイア(若いうちに仕事をやめて資産収入だけで生きること)できるのか

がていねいに解説されている本です。

本の前半には著者がいかにセミリタイアを実現したかの「マインドセット」を、

後半には「具体的なノウハウ」が書かれており、

どちらにも偏ることがなくとてもバランスのよい構成になってます。

以下では「FIRE 最強の早期リタイア術」の

他の本にない、よむべきポイント3つをお伝えします!

ポイント①熱く、激しい

僕がこの本を読んで、一番感じたのは

内容や口調の熱さ、激しさです。

著者はカナダの方で、そのせいもあってか

・世界金融危機で資産の20%が減ったときに過呼吸になった話

・うまく行かなかったときに本に乗せる重しを投げてガラスを割った話(なんと…!)

など日本人の僕らにはない激しさをもっています(笑)

そのおかげでまじめなお金の本ですが、

まったく飽きずに読みすすめられます。

しかも人は危機のときにこうやってパニックになるんだ

というのが分かると、

いざ自分が危機に直面したときに

焦らずに済むと思います。

ドキュメンタリーの読み物としても面白いのがこの本ならでは。

ポイント②明日から実践できるお金のノウハウ

この本のいちばんの目玉はやはり

「どうすればセミリタイアできるのか」ですよね。

僕らのその疑問にたいして

著者はとてもていねいに(ときには熱く)教えてくれます。

・なににいくら使ったのかを把握する「支出管理」

・投資の最適解である「現代ポートフォリオ理論」

・住居費にかかわる「マイホームor賃貸の考え方」

「保険」「こどもの教育費」について

わたしたちが人生でぶつかるお金にまつわる悩みにたいして

著者がどうやって実践してきたのか説明してくれます。

たとえば

・150の法則を使って持ち家か賃貸かきめる

・アクティブファンドの1%の手数料を払わない

・1年で資産の4%を切り崩しても95%の確率で30年以上資産が持続する

・子育てにかかる費用は3分の1にできる

など。

とてもロジカルで実践的なのがこの本の特徴です。

ポイント③目から鱗の「旅行術」

「FIRE 最強の早期リタイア術」には

お金や投資の本としてはめずらしいトピックがふくまれています。

それが「旅行」です。

しかもこの本の「旅行」についての章がおもしろいのは、

旅行の思い出ではなく、旅行と支出の関係です。

なんと旅行をすると「自国で生活するよりもお金が浮く」というんです。

僕らからするとわけがわからないですよね。

でもそれが可能だというのがこの本の面白いところ。

やり方はこうです。

賃貸している家は解約し、荷物をできるだけ減らしバックパッカーになります。

そして好きな国に行きつつ、

ときにタイやベトナムといった物価の東南アジアの国での生活を挟むんです。

現地ではAirbnbといった安い宿泊手段を、

飛行機はクレジットカードのマイルなどで節約。

すると生活費はグッと減り、むしろ日本にいるときよりも支出が減るというんです。

著者はじっさいに現地のホテルで銀行の明細をみてびっくりしたそう。

「うそ!お金が減ってないじゃない!」と。

これ、かなり衝撃的な話で、

セミリタイアしたら生活費が決まってるわけだから、旅行の回数も自然と決まって慎ましくいきなきゃいけない

という固定観念を僕はもってました。

それが180度ひっくり返り、むしろ支出が減って資産が増えると。

僕は旅行が趣味ではなかったのですが、セミリタイアして世界旅行がしたくなりました(笑)

この本では、マイル、Airbnb、旅行保険といった旅行に関する具体的なメソッドも書かれてます。

これを知らずに旅行してたら損してたな…という情報もありましたので、この先一度でも海外旅行を考えているなら読んで損なしです。

↑旅行の章のまとめページ。こんな感じで毎章要点をまとめてくれるので学びやすい。

どんな人におススメ?

もちろん「FIRE 最強の早期リタイア術」はセミリタイアを目指している人に読んでほしいです。

でもそれだけじゃなく、

「セミリタイアはできるならしたいけど…けっきょくお金を切り詰めて生活して、収入を増やしながら投資してようやく何十年後かにできるやつでしょ?自分は今も楽しみたいし、現実感ないな…」

と思っている人によんでほしい。

セミリタイアを目指す過程はこんなにもわくわくしてるんだよ

セミリタイア後はこんなにも自由なんだよ

そんなメッセージがこの本には込められています。

メディアやSNSのなんとなくの情報で形成した「セミリタイア」のイメージを、この本を読んでリアルな形にアップデートしてほしいです。

投資の本としてはどうか?

投資本として「FIRE 最強の早期リタイア術」は◎です。

特に「現代ポートフォリオ理論」の解説が分かりやすく

・手数料の低いインデックスファンドを購入する

・株式6割、債券4割(著者の場合)にアロケーションする

・ポートフォリオが偏ったらリバランシングする

・4%ルールで切り崩すと資産が減らない

・現金クッションをつねに用意し暴落に備える

・利回りシールドで生活費を補う

どれも現代の投資の最適解と言われる考え方です。

これが実践レベルで、むずかしい用語を使うことなく

解説されているのははっきりいって奇跡

僕もたいへん勉強になりました。


↑著者が実際に買っているETFの銘柄なんかも書いてあります。

ちなみに、投資の初心者にはおススメか?と聞かれたら、答えは△。

たとえば「積立NISA」や「ドルコスト平均法」と言われてピンとこない人は、この本をよんでも???状態だと思います。

ですが

・投資をすでに始めている人

・積立NISAにインデックスファンドを満額積み立てて次に何をすればいいのか分からない人

なんかにはとてもおススメできます。

投資の部分はむずかしいですが

それ以外の章はどんなひとでも役立つ内容になってますので

一度他の章を読んで投資の知識がついたころに読み返す

なんてのもありですね。

まとめ

「FIRE 最強の早期リタイア術」は

・普通のサラリーマンがセミリタイアする方法が分かる
・誰でもできる投資の最適解を教えてくれる
・旅行をしてお金を浮かせる最強メソッドが書かれている

とても実践的な本でした。

セミリタイアを目指す投資中級者に特におススメとなってます。

さいごに。

この本を読んで、僕が感じた著者の成功の秘訣。

それを一言で表すなら、

「うまくやっている人の事例を調べて、実践する」

ことでした。

こんな一文がありました。

「(セミリタイアするための投資の方法を調べているとき)私は机の上に大量の論文を積み上げ、ホワイトボードには数式をなぐり書きしていました。」

またまた激しい(笑)

ただこのくらい努力の人だということです。

だから僕たちも成功したい、セミリタイアしたいと思うなら、

著者と同じように「うまくやっている人の事例を調べて、実践する」べきです。

そして、まさにこの「FIRE 最強の早期リタイア術」の著者は「うまくやっている人」の最たる例。

僕らは大量の論文を読んで数式を書く必要はありません。

著者が調べ、まとめてくれたことを実践すればいい。

著者の努力の恩恵にあずかって、僕らもセミリタイアを目指しましょう。

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