【2023年最新版】私がCCNAに3ヶ月で合格した勉強法はこちら【試験情報も網羅】
こんにちは。イカした技術者です。
先日、3か月間の辛い勉強を乗り越えて念願のCCNAに合格しました。
その体験を未来のネットワークエンジニアに共有します!
CCNAの基本情報から勉強方法、当日の流れまで抑えた完全版の記事ですので、見返すために是非ブックマークをどうぞ。
CCNAとは?
合格を目指すために、まず大切なことは「そもそもCCNAがどんな試験なのか?」を十分把握すること。受験に当たり抑えるべき情報は下記にまとめましたので、一読をおススメします。
まず、CCNAとはシスコシステムズ合同会社が主催するネットワークエンジニアの登竜門となる試験です。
ルータやスイッチについて基礎的な知識を持っていることの証明となるため、ネットワークエンジニアの業界では1〜3年目の新人が取得を奨励されています。
CCNAは改定されて難しくなった?
2020年2月24日にそれまで複数あった試験科目の統一されるとともに最新技術動向が試験範囲に追加され、「CCNA 200-301」という試験に改定されました。
ざっくりいうと、「CCNA 200-301」という1つの試験に合格すれば、「私はCCNA保持者です」と胸を張れるようになったのです。
一方で一度の試験で問われる範囲が増え、合格の難易度が上がりました。
CCNAの試験範囲
CCNAでは以下の6つの分野が出題されます。
IPコネクティビティ(25%)
ネットワークアクセス(20%)
IPサービス(10%)
自動化とプログラマビリティー(10%)
セキュリティー基礎(15%)
ネットワークエンジニアに必要な知識を広く学ぶことができます。
CCNAの基本的な情報
受験料
受験料:33,600円+税
手軽に受験できる金額ではないですよね。。ただ後述しますが、申し込み後も試験日程変更やキャンセルが可能なので、まず申し込んでから勉強を開始するのがおすすめです。
試験方式
試験方式:CBT方式
テストセンターに行き、PCに表示される問題にマウスやキーボードで入力する方式です。
監督員がいるわけではなく、席に案内されて自分でポチポチ画面をクリックして試験を受けます。自分の好きな時間で申し込めるのがメリットです。
改定前は実際にコマンド入力する「シミュレーション問題」が有名でしたが、改定後は出題が無くなっています。
問題数、試験時間
問題数:100問
試験時間:120分
だいたい1問1分で解くスピードが求められます。ただ意外と1分考えても分からない問題って、それ以上考えても分からないですよね(あるある)。思い切って、適当に選んで飛ばすのもアリ。
合格率
合格率:20%~30%
同レベルのIT資格「基本情報技術者試験」の合格率(2022年)が25%程度ですので特別低くはありませんが、容易に合格できる試験ではありません。
ただ、200時間程度の試験対策をすれば誰でも合格可能な試験ですので安心してほしいです。
有効期限
有効期限:3年で失効する
CCNAは3年間で失効します。認定を更新するためには3年後にCCNAを再受験する必要があります。
そのため、3年以内に上位資格CCNPを受験するのが推奨されています。
上位資格CCNPとの関係は?
シスコが開催する技術者認定試験には6つのグレードがあります。下位から「エントリー」「アソシエイト」「スペシャリスト」「プロフェッショナル」「エキスパート」「アーキテクト」の順です。
『CCNAとはどんな資格?難易度から気になる受験料までまとめました』(https://proengineer.internous.co.jp/content/columnfeature/3365)より引用
CCNAは下から2番目の「アソシエイト」に属しており、世界で最も有名なシスコ技術者認定試験です。
CCNAに合格した後ににチャレンジする方が多いCCNPは、「アソシエイト」の一つ上「スペシャリスト」に属しています。
いきなり上位資格であるCCNPを受験する!と目指す方は少ないかと思いますが、念のためお伝えするとCCNP試験範囲はCCNAと大きく被っており、CCNAの知識がベースとなっているので、CCNAの合格後にCCNPにチャレンジするのがおすすめです。
下位資格CCTは受けなくていい?CCENTとの違いは?
CCNAの下位資格として「エントリー」グレードのCCTがあります。
もっとも簡単な資格CCTから段階的に取得したい方もいるかと思いますが、CCTは受けなくてOKです。理由は出題範囲に偏りがあるとともに、試験の情報が少なく、また認知度が低くスキルの証明に不十分だから。
以前は同じような「エントリー」グレードにCCENTがありました。CCENTはCCNAより難易度が低く、ネットワークエンジニアのステップアップとして最適な一歩目でした。
一方、CCTは試験範囲がCCENTと比べて狭まりました。Cisco公式HPに比較表が掲載されています。
上記サイトを要約すると
・CCTの出題範囲:ハードウェア、ケーブル、TCP/IPが中心
となっており、CCTはシスコルータやスイッチをオンサイトでメンテナンスするために必要なスキルに重点を置いており、ケーブルや機器のインターフェイスといった物理層の知識が中心となっています。
CCTには、ネットワークエンジニアとしてもっとも必要なルーティングを中心としたネットワーク層の知識が欠けており、試験範囲として不十分です。また、物理層の問題が多く出題されるため、特に実務でハードウェアを触った経験の少ない初学者にとっては、学習の難易度が高いです。
また、2020年から始まった新資格のため受験者も少なく、試験情報や試験対策本も少なく勉強がしにくいです。さらに、認知度が低いことからCCTの取得が社内の昇格や転職時に有利に働きにくいです。
以上のことから、CCTは受験せずにはじめからCCNAにチャレンジすることを推奨します。
CCNAの受験申込みをする
CCNAの申し込みはとても簡単です。
オンラインで試験予約可能
ピアソンVUE社のサイトでアカウント登録をしたあと、テストセンターと日時を指定し、受験予約を行います。
試験の申込みはこちら
24時間前まで試験日変更/キャンセル可能
勉強が間に合わない、別の予定が入ってしまったというときは、試験日変更/キャンセルが24時間前まで可能です。
どうしても試験時間が取れずに合格する自信がないときは、受験料を無駄にしないためにも早めに日程変更やキャンセルをしましょう。
CCNAに3か月で合格した勉強方法
CCNAについて十分リサーチしたあと、私は試験勉強を始めました。具体的には以下のスケジュールで3か月間、90日間の学習を進めました。
31日~90日:問題演習⇒ping-tの問題をひたすら解く
シンプルですが、これが一番近道だったと確信しています。
基礎学習は動画(Udemy)で時短する
UdemyはCCNAの学習で最も助けられた教材の一つです。参考書だと学習が進まないという方も多い(ぼくもです)と思いますが、Udemyならとりあえず動画を開けば勉強を始められます。通勤中でもベッドの上でもいつでもどこでも勉強できるので、とても重宝しました。
1万円近い出費は高いと感じる方もいるかもしれません。ただCCNAに合格することで昇格や転職には確実に有利になりますので、トータルで考えると十分すぎる元を取れます。
特に時間の取れない社会人の方は、参考書だけで勉強するよりもUdemyで効率的に知識をインプットするのがおススメです。
私はこちらの動画教材を購入しました。
【完全版(前編+後編)】未経験から合格!Cisco CCNA試験対策講座(Packet Tracerの演習も完備!)
講師の方の解説がとても丁寧で、合格に必要な情報を網羅的に解説してくださっています。この動画を2倍速で視聴することで、一気にCCNAの基礎力を身に付けました。
どうしても少額で済ましたい方はこちらの参考書をおすすめします。私はこちらの参考書も買って、苦手な分野の復習をしたいときにぱっと開いて読み返していました。
問題演習はPing-tのみでOK
Ping-tは登録者25万人以上の国内最大級の学習サイトです。Ping-tの魅力は、資格合格に必要な演習問題が量と質ともに充実していること、またサイトが使いやすく簡単に復習できる仕組みがあることです。

CCNAの問題集も掲載されており無料で500問(試験範囲の半分)あり、有料会員になると1000問(試験範囲全て)利用できます。
利用料金は、利用期間を伸ばすほど月額料金が安くなっており、1ヶ月2,400円、2ヶ月3,200円、3ヶ月3,800円…最長で36ヶ月12,800円(月額355円)です。12,800円は高いので、3か月後が試験日であれば試験日延期の可能性も考えて3か月+1か月分くらいを登録するのがおススメです。
使いやすいUIでPCでもスマホでも利用できます。
また、Ping-tの問題集には答えが掲載されているだけでなく、その問題に対する丁寧な解説がついています。
問題に間違えてしまったときは、検索をしなくともなぜ間違えたのか理解しながら学習することができ、とても効率的です。
実機演習は不要
CCNAの学習でよく不安になる方が多い点は、実機演習は必要か?ということです。結論、CCNAの学習に実機演習は不要です。
2020年の改定前はシミュレーション問題(実際にPC上で機器にコマンドを打ち込む問題)が出題されていました。そのためシミュレーション問題で得点するために実機演習をするのが望ましいと言われていました。
一方で改定後はシミュレーション問題の出題がなくなり、実機演習は必須ではなくなりました。コマンドを選ぶ問題は未だ出題されていますが、Ping-tの問題演習で十分対策可能です。
ただし試験日まで時間がある方は、実機演習をすることで知識が定着するとともに実務でも活用できます。実機演習の推奨ツールははCisco Packet TracerというCiscoが公式で提供しているシミュレーションツールです。
PC上でルータやスイッチをケーブルで繋いだりコマンドを打ち込んだりできます。10万円以上する実機を買わずに無料で手軽に利用できます。
CCNAは過去問がない
CCNAは過去問が公開されていないので過去問演習ができません。ただし、Ping-tが実際の試験に近いクオリティの問題を提供してくれているのでPing-tだけやればOKです。
勉強時間は200時間
31日~90日:Ping-tでの問題演習に1日平均3時間×60日=180時間
勉強を開始して2か月目で仕事が忙しくなり、勉強時間が確保できなくなりました。
その結果、試験日の2週間前から毎日仕事終わりにファミレスに行き、ドリンクバーを飲みながらスマホでPing-tを解きまくっていました。もうやりたくないですね(どうせCCNPの時にやるんだろうな…)
CCNAの頻出問題は?
個人的には「IPアドレスとルーティング」「STP」「OSPF」がポイントだと感じました。
まずネットワーク全ての土台であるIPアドレスの仕組みを理解しましょう。次にスタティックルーティングを理解し、パケットの動きを把握します。
さらに物理層ではSTP、ネットワーク層ではOSPFがよく出題されるので、マスターしておきます。
これらを得点源にできれば、合格にグッと近づきますよ。
CCNA受験の当日の体験談
会場に持っていくもの
身分証明書が2種類必要です。私は免許証と健康保険証にしました。
2つのうち1つは免許証やパスポート、マイナンバーカードなど、公的機関が発行し顔写真が入ったものであることが必要です。
必要な書類はピアソンのHPに記載されています。
試験会場の受付から試験開始まで
受付で本人確認をしたあと、ペンとボードが渡され入室。
入室するといろんな人が各々の試験を受験しており、各々の時間で開始終了するので出入りが激しいです。気になる方は机に置いてある耳栓とヘッドホンを使えます。呼び出しボタンを押してペンとボードを追加で借りることもできるようです。
試験開始からスコアレポート受け取りまで
着席すると案内された受付番号等を入力し簡単なCiscoのアンケートが始まります。アンケートを進めていると突然試験が始まるので、早めに気持ちの準備をしておいてください。
試験中は画面に残り時間が表示されますが、前の問題に戻れないことに注意。振り返りができないので、1問1分程度のペースで落ち着いて進めていくことが大事です。
最後の問題まで解き試験を終了するボタンを押すと、合否が表示されます。その後、部屋を退出し受付でスコアレポートを渡されて帰宅です。
日本語がおかしい?
Cisco社の試験の特徴として、問題文や選択肢の日本語訳の質があまり高くないことが挙げられます。不安になる方も多いかと思いますが、受けた感想としては日本語のおかしさはそこまで気になるレベルではありませんでした。
CCNAの合格証PDFはいつから受け取り可能?
試験受験後から以下のCiscoトラッキングシステムにログインして、合格証のPDFをダウンロードできます。
https://cp.certmetrics.com/cisco/en/home/dashboard
当日中、遅くとも翌日にはダウンロードできます。
「認定」→「証明書のステータスとPDFのダウンロード」をクリックしてCCNAがアクティブとなっていればOK。
CCNAの「もっと見る」を選択すると、出てくる「証明書のダウンロード」をクリックしてPDFをダウンロードしましょう。
ちなみに
2022 年 9 月 27 日以前ピアソンビューから試験を予約したお客様で、ログイン後該当試験または認定履歴が表示されない場合は、アカウントマッピングが必要になります。オンラインサポートの「ケースを開く」からお問い合わせください。また、シスコアカウントを変更された方も、マップし直しますのでケースからお問い合わせください。(Cisco公式HPより引用)

私はこの事象にハマっていつまでも認定証がダウンロードできなかったので、ご注意ください。
CCNAを取得するメリット
CCNAを取得することで享受できるメリットはこちら。
・市場価値が上がり就職や転職に有利
・奨励金がもらえる
・未経験からの求人にも応募できる
ネットワークエンジニアとして認められる
CCNAを取得することで私がもっとも感じたメリットは、上司に認められたことです。
ITパスポートや基本情報技術者試験を受験して褒められることはありましたが、あくまで自学の姿勢を褒められていただけのように感じます。
CCNAの合格を伝えたときは、初めて自身のエンジニアスキルを認めてくれた感じがしました。
市場価値が上がる
シスコ社製のスイッチやルータは企業や自治体の情報システムで多く使われており、CCNAを取得した技術者は市場価値が高いのです。
市場価値が高いということは、就職・転職市場においては当然有利になります。またご自身の収入や年収アップに繋がります。CCNAを取得すれば、これからの人生設計に一役買うことでしょう。
奨励金がもらえる
多くの会社でCCNAは資格奨励金対象の資格です。特に若手の頃は給料も高くないので、資格奨励金の存在は大きいですよね。
未経験からの求人にも応募できる
未経験からインフラエンジニアに就職、転職するには、CCNAの取得が有利に働きます。実際に大手求人サイトでCCNA未経験で検索すると1000件近くの求人がありました。
CCNAの合格ハードルは高いですが、取得することで他の応募者に差をつけることができます。
勉強は辛くてつまらないこともあるけど明るい未来をつかみ取ろう
いかがでしょうか。
あくまで私の経験上ですが、CCNAの勉強はとても辛い道のりです。学習期間は常に頭のどこかでCCNAのことを考えており、仕事で疲れた体に鞭を打って毎日ファミレスに行きました。
この分野つまらないなーと思ってなかなか集中できず、思うように勉強が進まないこともありました。
ただ私はUdemyの動画やPing-tの演習を使うことで、効率的に勉強できた方だと思います。使ってなかったらと考えるとぞっとしますね。これから勉強を始める方には是非使ってほしいです。
合格したことで、一気に肩の荷が下りて目の前が明るくなりました。上司にも褒められ、先輩の言っていることでわかることが増えネットワークエンジニアとして一歩前進したなという感触がありました。
ぜひUdemyとPing-tと活用して効率よく勉強し、CCNAに合格できるよう頑張ってください!応援しています。
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