好きなこと・やりたいことが見つからないのは当たり前。 探すのをいったんやめてみることから道は開ける。

life

「自分の好きなことが分からない」
「やりたいことが見つからない」

という方に向けて

過去に同じような悩みを持っていた僕から
考え方のコツをお伝えします。

進路選択、就職活動。自分の好きなことって何?

ここを訪れた方はおそらく
進路選択、特に就職活動において
悩まれている方が多いかと思います。

僕もそうでした。

就職活動をしていた時は

「一度きりの人生、やりたいことをやらなきゃ」
と思いつつ

「好きなことで生きていくなんて一部の人しかできないよ」
とも思ったりして

毎日頭がモヤモヤしていました。

悩みがあると、何もかもやる気がわかなくなりますよね。。。

ですが、まずは

今の自分のモヤモヤを解消しようと
ネットで検索し情報を集めている

その自らの行動を褒めてあげてください。

ただ悩んでいる人より
何歩も先に進んでいます。

自分を褒め終わったら
この先へ、どうぞ。

僕も好きなことを探して毎日悩んでいました

前述した通り、かく言う僕も
いざ就活でどういう仕事に就こうか考えたときに

「自分の好きなことって何だろう?」

とても悩みました。

ゲームは好きだけど
ゲーム業界に進むほど熱意は無いし…

人の役に立つのは好きだから公務員?
でも日本を良くしたい!というほどの思いはない…

自分のペースで働けるフリーランスって
とてもキラキラしてるな、けど不安定だな…

とあっちにいったりこっちにいったりしていました。

当時は人にも相談できず、ずっと1人で悩んでいましたね。。

そんな僕も
この記事で紹介していることを
意識するようになってから
少しずつ悩むことが減っていきました。

そのコツはたった一つだけです。

好きなことを見つけることはできないから、探すのをやめる

結論から言うと

好きなことを見つけることはできません。

だから

好きなことを探すのをやめましょう。

???ですよね。

いや、なに諦めてんの!
という声が聞こえてきそうです。

ですがこれが「好きなこと」に対する正しい最初のアプローチなんです。

ひとつづつ解説していきます。

そもそも好きなことに対する勘違いが2つあります

好きなことを探しているとき
「探せば好きなことがきっと見つかるはずだ!」と思っています。

当然ですよね。見つかると思っているから探しているんです。

でも、本当に見つかるんでしょうか?

いやいやいや、そうでしょ。
現に好きなことで生きている人はいるんだし
それに自分だって子供の頃好きなものたくさんあったよ。

ではなぜ、自分には好きなことが見つけられないんでしょう?

実は、ここにそもそもの勘違いがあるんです。

①好きなことは最初から好きなことだ

好きなことを探しているということは

今好きではないことを、新しく好きになろうとしている
ということです。

つまり何かを最初から好きになろうとしているわけです。

ですが、冷静に考えてみましょう。

例えば大人気YouTuberのヒカキンさん
ヒカキンさんは楽しんでYouTubeに動画を投稿していますよね。

ヒカキンさんを見て、
「こんな風に自分も好きなことを見つけたい」
と思うと思います。

でも考えてみてください。

ヒカキンさんは動画投稿という好きなことを見つけたのでしょうか?
動画投稿を始める前。誰かが動画を見てくれるかもわからない。
この時のヒカキンさんは果たして初めから動画投稿が好きだったのでしょうか?

もちろん正確なところは本人しか分かりませんが
おそらく

とりあえずやってみた

のが現実なのではないでしょうか。

動画投稿する中で
編集の面白さに気付いたり
徐々に視聴回数も増えてやる気が出たり
そういう経験を積み重ねて「好き」になっていったはずです。

それを、好きなことを見つけられていない状態の自分と比較して

自分=好きなことを見つけられない
ということは
ヒカキンさん=好きなことを見つけた
と勘違いしていませんか?

どんな人であれ物事を好きになるプロセスは
やってみる→ちょっと好きになる→上手くいく→もっと好きになる
です。

好きになるかどうかは
やってみて試行錯誤してみないとわかりません。

好きになったら続けます。
好きじゃなかったらやめます。

これが健全な状態です。

それなのに「好きなことを探す」というのは
最初から好きなことを見つける→やる
をしようとしているということです。

これでは上手くいかないのも頷けますよね。

②昔の自分には好きなことがあったから 今の自分も何かに熱中できるはず

同じように
「昔は好きなことがあった」から
「今も何かに熱中できるはず」
と考えていませんか?

確かに
自分探しを大切にしている人の中には

「昔熱中したことあったでしょ!
今も同じように熱中できるものしかやっちゃダメ!」

という考えの人もいます。

ですが僕は、
人生はそんなに単純ではないと思っています。

今の自分は昔の自分より
たくさんの選択肢を知っていますし
何が楽しそうで何が楽しくなさそうかという
なんとなくの情報も持ってしまっています。

そのため純粋に何かに熱中するのは
難しくなっているはずです。

それを自分という枠で一括りにして
昔と同じように熱中できることを見つけようとするのは

非常に難しいと思いませんか?

好きなことを探さないと気が楽になる

だからこそ僕は最初に言った通り、

好きなことを探さない

ことを勧めています。
探すのをやめることでたくさんの道が開けてきます。

好きなことを探すのに頭を使わなくていいんです
最初から好きなことじゃなくてもいいんです
何かを始めてみて、それを好きになればいいんです
どうしても好きになれそうになかったら、やめればいいんです

どうでしょう。肩の力がスーッと抜けていきませんか。

僕たちはつい
「自分は最善の選択をしなければならない」
と考えてしまいます。

それが人間のすごいところなんですが
あまりに「最善」に固執するばかり
身動きが取れなくなってしまうことが多々あります。

そういう時はリラックスして
「本当にベストな選択なんてあるの?」
「自分が選んだ道が正解なんじゃないの?」

と視野を広げてみてください。

肩の力が抜けていくのを感じられるはずです。

「好きなことで、生きていく」のではなく「嫌いなことを、減らしてく」

「好きなことを探さない」

そのことはわかったけど
じゃあどうすればいいんだ
という状態だと思います。

そこで僕が圧倒的におすすめしているのが
「嫌いなことを、減らしてく」ことです。

もちろん
「好きなことで、生きていく」
に対抗して作った言葉です(笑)

何をするかというと
自分の今や未来から
自分が嫌いなことを減らしていきましょう。

それは仕事でもプライベートでも何でもです。
嫌いなことをどんどん減らして
自分の生活からストレスとなるものを排除していきます。

これを僕がおススメする理由は
好きなこと探しよりも圧倒的に簡単だからです。
「嫌いなことがある→なくす」です(笑)

雰囲気が嫌な会社なら就活で避けましょう
満員電車が嫌なら会社の近くに住みましょう
嫌いな知人がいたら交流を減らしましょう

そうやって
自分に素直になって
「嫌」を減らしていきます。

そうやって少しずつ嫌いなことを減らしていけば
自分の好きなことばかり残っていきます。

そうして残ったものの中で
改めて自分のやることを選んでみましょう。

それこそきっと
自分が好きなものなんじゃないでしょうか。

「嫌」を意識し始めてから僕の就活がうまくいった話

僕は就活の際、
好きな仕事を探すのをやめて
本当に嫌な仕事を避けようと考え出してから
とても気が楽になりました。

僕の場合、最も嫌だったのは
給料が高い低いに関わらず過酷な労働環境
雰囲気が合わない同僚
満員電車

です。
(もちろんこれらが許せる人もいると思いますが
私にとっては「嫌」なんです。)

逆に
地方は嫌だ
やりがいのない仕事は嫌だ

といった気持ちはありませんでした。
(逆にこれらはゆずれないという人もいると思います。)

その自分の「嫌」を明確にできてから
「嫌」を避けるための情報を集め
自分の「嫌」のない企業を受け
無事内定をいただくことができました。

もちろんこの方法が全てではありません。

「〇〇に行きたい」
という気持ちで就活し成功する人もたくさんいます。

ですが僕をはじめ、
やりたいことを見つけられない、慎重なタイプの方には
この方法を圧倒的におススメしています。

「苦手」と「嫌」は違う

ここで大事なのは、苦手と嫌は違うということです。

例えば、
「営業の仕事は色んな人に会って商品を売り込まないといけない。
自分は消極的だから「嫌」だな。。」

と思って営業職を避ける。

これは本当の「嫌」ではありません。

本当に人前で話すのが嫌いで
自分は研究に没頭するタイプだと
分かっている場合はそれでもOKですが、

おそらく人前でうまく喋ることができなかった経験があり、
嫌いになっているケースがほとんどだと思います。

これは本質的には「苦手」であり「嫌」ではありません。

苦手なものは経験次第でいくらでも上手くなり「好き」になる可能性を秘めています。

それをすぐに「嫌」と変換しないようにしましょう。

「嫌」とは
これがあるとどうしても心から楽しめない
それを何度も経験しているから分かる

そういうものです。

僕の場合は、
「どんなに楽しいことでも
嫌な人がいると一転して楽しくなくなる」

ことが今までの何度も経験しているのでわかっています。
だからこれは自分の「嫌」だと理解しています。

客観的に
「これは嫌かな。これは苦手かな。」
と判断して振り分けていきましょう。

「嫌」と「苦手」は違う。「苦手」はいくらでも克服できる。
忘れないようにしましょう。

とりあえず進んでみよう。道に悩んだらまた戻ってくればいい

いかがだったでしょうか。
少しでも参考になれば幸いです。

最後に。

嫌いなことを減らしていくうちに
「もしかしてこれ、自分の好きなことかな。」
「自分、これやってみたいかも。」

そういうものに出会うことがあるかと思います。

その時はとりあえず突き進んでみてください。

気づけば悩んでいたことも忘れて
熱中していると思います。

「少しでも気になったら進む。」
約束ですよ!

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